ニュース・フラッシュ
2009年10月19日
ロンドン
萩原崇弘
カザフスタン:下院が2010~12年の資源採取税(MET)等税法改正案を承認
報道によれば、カザフスタン下院は10月14日、法人税及びMET(資源採取税:Mineral Extraction Tax)について現行税率を2010年から2012年まで延長する税法改正法案を承認した。また、同法案には税制当局の業務改善及び税制の解釈の不一致の改善措置も盛り込まれている。
2009年1月1日から適用された税法では、METなどのロイヤルティが見直され、METについては、世界市場価格における鉱物資源の生産コストと産出量から計算され、低品位鉱を開発すれば税率が低くなるように変更された。資料によれば、2009年及び2010年の税率は、下表のとおりである。
銅 | 亜鉛 | 鉛 | アルミニウム | |
2009年 | 5.7% | 7% | 8% | 0.25% |
2010年 | 7% | 8% | 8.25% | 0.28% |
スズ・ニッケル | 金・銀・Pt・Pd | クロム鉱石(精鉱) | |
2009年 | 6% | 5% | 16.2% |
2010年 | 6% | 5.5% | 16.8% |
マンガン・ フェロマンガン鉱石 |
鉄 (精鉱・ペレット) |
ウラン | |
2009年 | 2.5% | 2.8% | 22% |
2010年 | 2.8% | 3.2% | 23% |
