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南ア:マンガン・ジュニア企業OM Holdings、世界最大クラスの南アのマンガンプロジェクト権益49.9%の取得権利を確保
企業OM Holdings Ltd.(本社:Singapore、ASX上場、以下“OMH”)は9月28日、Pallinghurst Resources Ltd.(英、JSE上場)及びNtsimbintle Mining Ltd.(南ア、BEE企業)とMOUを締結し、南アの世界最大クラスのTshipi Kalahariマンガン鉱山開発プロジェクトの権益49.9%を取得できるオプション権を獲得した。現在、同プロジェクトは、Pallinghust社が権益49.9%、Ntsimbintle社が権益50.1%を有する。今後、本MOUによって三社の経営統合が計画され、[1]OMHは、Palllinghust社の共同投資5社に対して、OMH株1億3,990万株を譲渡することにより、Pallinghurst社からTshipi プロジェクトの権益49.9%を獲得、[2]現金4,920万A$で、Ntsimbintle Mining における株式20%を買収が可能となる。加えて、本契約によって、BHP Billitonの元CEOであるBrian Gilbertson氏が、OMH理事会の非常勤会長に着任した。
Tshipiプロジェクトは、BHP Billiton保有のMamatwanマンガン鉱山に隣接しており、鉱床タイプは類似するとされる。また、2009年7月発表のSAMRECに基づく予測及び概測鉱物資源量は、163.2百万t(Mn品位37.10%)で、年間2.2~2.3百万の採掘量でマインライフ28年とされており、2012年から生産開始を予定している。韓国Poscoは、既に買鉱契約を結んでおり、中国への原料供給拡大も見込まれている。また、報道では、本契約によって、OMHは世界最大規模のマンガン生産者になる見込み。
(※OM Holding社の公式発表(9月30日)サイト http://www.omholdingsLtd.com/news_announce09/No57.pdf)
