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- リチウム レアメタル
ボリビア:炭酸リチウム生産プロセスを開発
COMIBOL (ボリビア鉱山公社)は、Uyuni(ウユニ)塩湖のかん水から、高品質の炭酸リチウムの生産を可能とするボリビア独自の生産プロセスを開発した旨をLa Razon紙に伝えた。
COMIBOLによれば、ボリビアの研究者によって構成されるCCII-REB (ボリビア蒸発資源研究科学委員会)によって開発された新プロセスは、現在Uyuniで建設中のパイロットプラント(以下”P.P.”)による試験に採用され、品質面だけでなく経済性が評価される計画である。また、この新プロセスについては、政府によって今週中にも発表される見通しである。
鉱業冶金省のBeltran局長によれば、同P.P.建設は75%まで進んでおり、2009年末に完成するほか、月間40tの炭酸リチウムが生産される計画である。
ボリビア側の研究と並行して、日本、韓国、フランスも個別に炭酸リチウム生産プロセスを研究中であり、関係機関の合意が得られた場合、各国のプロセスも同P.P.により試験されることになる。
CCII-REBの目的は、P.P.建設が終了次第、全ての炭酸リチウム生産プロセスを試験し、最も低コスト・効率的かつ環境負荷の少ないプロセスを選択することである。
