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ニュース・フラッシュ

2009年10月27日 調査部 渡邉美和

中国:2009中国国際鉱業大会“China Mining”開催

 現地報道によれば、10月20~22日、天津で2009中国国際鉱業大会(China Mining)が開催され、50以上の国から鉱業・金融・政府関係者など3,500名が参加した。
 中国政府を代表して中央政治局常務委員、国務院の李克強副総理は、席上、以下のように講演した。
 「鉱業は経済社会発展の基礎産業であり、経済のグル―バル化は鉱産資源配置のグル―バル化をもたらしている。世界鉱業は、既にこうした問題に直面してきている。各国鉱業界は、理性と長期的な展望に立ち、開放と国際的合作により、適切な機会を逃さないようにしなければならない。そして鉱業生産と消費が良好に噛み合うメカニズムを創り上げ、世界の鉱業の安定的な繁栄と世界経済の回復と発展とを促進させねばならない。
 中国は重要な鉱産資源国、生産国であり消費国である。中国鉱業は、進められている社会の近代化やインフラ建設に際して重要な役割を発揮しつつある。そして世界鉱業の健全な発展に際しても重要な役割を演じている。新たな状況下、中国政府は、資源の安全保障能力の増強を、経済成長の安定的発展の遂行のためにも重要な任務と認識し、国内では、探査の強化拡大と埋蔵量・資源量と生産量の増強を図っている。同時に、共に利益を得る開放戦略を堅持し、世界経済の継続的発展への新たな貢献のために、鉱業の国際交流と合作(協同)を更に進めつつある。」

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