西アフリカ：世銀、鉱業投資支援プログラムを検討中

　西アフリカを中心とした鉱業誌によれば、世銀は、IDA(国際開発協会)を通じて、西アフリカを中心とした大規模な鉱業投資支援プログラムを検討している。本目的は、鉱業セクターの政治ガバナンスの向上を促進することにあり、これら支援プログラムを受けるためには、EITI( Extractive Industries Transparency Initiative)などを含む国際憲章に参加することが条件付けられる。
　同報道によれば、世銀は、“Africa Mineral Governance Project”の一環として、シエラレオネ、リベリア、ブルキナファソに対し、31百万US$規模の融資を2010年1月19日までに策定し、2010年6月22日に世銀理事会で承認される予定である。本プログラムは、アフリカ15か国が対象で総額300百万US$が予定されており、西アフリカ（コートジボワール、ギニア、ガーナ、マリ、ナイジェリア、ニジェール）へは120百万US$、南部アフリカ（マラウィ、モザンビーク、アンゴラ、ジンバブエ、ボツワナ）へは60百万US$、また、東アフリカ（ウガンダ、ケニア、タンザニア等）へは89百万US$のファイナンスが見込まれている。加えて、世銀は、地質情報システム構築にも支援予定と同報道で述べられている。