ニュース・フラッシュ
2009年10月31日
バンクーバー
村上尚義
加:Cameco、Cigar Lakeウラン鉱山の排水作業を再開
Cameco(本社:SK州Saskatoon)は10月23日、Cigar Lakeウラン鉱山(SK州、権益比率:Cameco 50%、Areva 37.1%、Idemitsu Uranium Exploration 7.875%、Tepco Resources 5%)の坑内水の排水作業再開について、同社HP上で発表した。
Cigar Lakeウラン鉱山は、2005年に着工し、2007年の生産開始を予定していたが、2006年に始まった坑内流水のため、開発工事を中止していた。特に2008年の420mレベル坑道上部の岩盤割目からの坑内水の出水は、排水作業を著しく妨げた。Camecoは、地表ボーリングにより420mレベル坑道の坑内水の出水か所と立坑間に膨張性の防水シールを設置し、100mレベルまで水位を上げて流水状況を監視していた。
Camecoによると、排水作業とそれに続く安全確認に6~12か月を要し、生産開始の見通しは、現在500mレベルまで到達している坑道の、坑内水排水後の状況次第としている。
Cigar Lakeウラン鉱山は、推定及び確定埋蔵量226.3百万lb(103t)、平均品位U3O8 20.7%で、開山に至れば現時点で世界最大のウラン鉱山となる見込み。
