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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年11月3日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:BHP Billiton、Cerro Colorado銅山労組に対し労働契約更改の早期交渉開始を提案

 10月28日付け地元業界紙等によると、BHP Billitonは、チリ第Ⅰ州Cerro Colorado銅山労組に対し、2009年で期限を迎える労働契約の交渉の早期開始を提案したと組合側が発表した。同社は同労組に対し10月23日からの交渉開始を提案し、組合側は会社側の意向確認のため交渉に応じた。
 BHP Billitonは57.5%権益を有するチリ第Ⅱ州Escondida労組と早期交渉を持ち、5%の賃金上昇と労働者一人当り14百万Peso(26,375 US$)の一時金支払い等で妥結した。一方、同社が同じくチリ第Ⅱ州で操業するSpence銅山では、組合側が会社側が提示した支払い条件を拒否し、10月13日からストに入っている。
 Cerro Coloradoの2009年Q3の銅カソード生産量は前年同期の21,800tから18,600tに15%減少した。同鉱山は、BHP Billitonがチリで操業する3鉱山の中では最も規模が小さく、2008年の年産銅量(SxEwカソード)は104.1千tであった。

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