ニュース・フラッシュ
2009年11月9日
リマ
山内英生
ペルー:Tacna県知事、鉱業に対する水資源供給を拒否
Tacna県のOrdonez知事は、同県内における鉱業活動は汚染源であり、適切な環境対策を行っていないことが明らかとなったことから、今後、県内の鉱業活動には全く用水供給は行わないと発言した。さらに、個人的な意見として、Southern Copperのような権力組織が同県内で活動し、膨大な利益を挙げる一方で地域発展に貢献しないことに対し、同社は2008年に4億US$の利益を得たにも拘らず、Tacna県には何の見返りもなかったと訴えた。
また、今後、鉱区の付与は、エネルギー鉱山省が単独で実施するのではなく、県政府が参加することによって鉱区として適切な場所を決定すべきであるとし、鉱区付与プロセスにおける県政府参加を求めていく考えを明らかにした。
