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ニュース・フラッシュ

2009年11月9日 シドニー 増田一夫

豪:FIRBは承認プロセスを迅速化

 地元紙等によれば、FIRB (豪州外国投資委員会)は、過去2週間で、少なくとも5件の中国からの投資案件について承認しており、プロセスは迅速化され、滞っていた申請を一掃したと見られている。
 2009年9月に報道されたFIRB委員長Colmer氏の発言である「海外国有企業(SOEs)からの豪州資源分野への投資は、これから開発が行われるプロジェクト(Green Field)には50%以下に、国内の主要資源企業(Major Producers)への出資比率は15%以下に押さえることが好ましい」以降、特に中国からの投資案件に対するFIRBの審査に注目が集まっていたが、当初懸念されていたよりフレキシブルで、従来どおりケースバイケースで審査が行われている。

2009/10/28 承認 China Uranium Development Company Ltd . が 85 百万 A$ を投資し Energy Metals Ltd . ( ウランの探鉱会社 ) の株式 70 %取得
2009/10/30 承認 中国鉄鋼最大手の Baosteel( 上海宝鋼集団 ) が 285.6 百万 A$ を投資し、 Aquila Resources Ltd . ( 中堅の鉄鉱石鉱山会社 ) の株式 15 %取得
2009/11/02 承認 Yunzou CoalMining Company Ltd . が 35 億 A$ を投資し、 Felix Resources Ltd . ( 石炭会社 ) の株式 30 %を取得
2009/11/05 承認 China Railway Resources Group Co. Ltd . が 14.8 百万 A$ を投資し、 RMA Energy Ltd . ( 石炭、ウランの探鉱会社 ) の株式 80 %取得
2009/11/05 承認 Wuhan Iron & Steel (Group) Corp . が 217 百万 A$ を投資し、 Centrel Metals Ltd . ( 鉄鉱石の探鉱会社 ) の株式 13 %と 5 プロジェクトの権益 60 %取得
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