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ブラジル:Votorantimが2014年にコバルト生産量を3倍へ
11月10日付け一般紙等によると、Votorantim(本社São Paulo)は、同社のコバルト生産量を現在の1,100tから2014年には3,100tまで拡大する計画を明らかにした。
同社が100%権益を保有するFortalezaニッケル鉱山(Minas Gerais州)及びTocantinsニッケル鉱山(Goias州)の副産物としてコバルトが生産されているが、現在ブラジルで新規ニッケル鉱床開発を検討中である。
ブラジルの2008年コバルト消費は、農業部門36%、顔料29%、超硬合金22%の順となっている。これは、ブラジルのセラード(かん木草原地域)では、土壌中の微量成分としてのコバルトが不足していることから、大豆、サフラワー、ユーカリ、牧草の栽培のための土壌添加剤として不可欠なためである。
