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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2009年12月1日 サンティアゴ 菱田 元

ブラジル:Bahia州鉄鉱石プロジェクトの開発のため鉄道敷設を検討

 11月23日付けの地元業界紙等によると、ブラジル鉱山会社Bahia Mineraçáo社マーケット課長Gilberto Penna氏は、同社がBahia州において17億US$投資するPedra de Ferro鉄鉱石開発プロジェクトにとって鉄道敷設は有効と述べた。
 東西延長 583kmの同鉄道はCaetitéと海岸沿いのIlhéusを結ぶ計画で、ブラジル政府の加速的経済成長計画“PAC(Plan de Aceleracao do Crescimento)”の事業の一環である。同鉄道の輸送能力は年間1億tと見込まれる。
 「Pedra de Ferro鉄鉱石開発プロジェクトはBahia州最大の投資案件で、また、Minas Gerais、Para両州以外ではブラジル最大の鉱山開発プロジェクトとなることから、Bahia州政府は非常に協力的である」とPenna氏は述べた。
 Bahia Mineraçáo社は、銀行や株主に提示予定のFSを2009年末までに終了させるとしている。「我々は資金調達のための交渉中で、銀行とのLOIやMOUを準備している」とPenna氏は述べた。
 鉱山の建設開始は2010年4月、生産開始は2012年Q4が予定されている。Pedra de Ferro鉱山は埋蔵鉱量約461百万t、品位Fe 42.6%で、鉱石は主として中国へ向けに輸出される予定である。

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