ニュース・フラッシュ
2009年12月7日
メキシコ
小島和浩
メキシコ:Grupo México、2010年からの法人税2%アップの影響は軽微と分析
Grupo Méxicoは、最近議会で可決されたメキシコの税制改正による法人税率の引上げ(注)は同社の業績に重大な影響は与えないとの見解を、12月1日付け同社HPに発表した。税制改正により同社は、現行税制と比較して今後10年間で約100百万US$の増税となる。しかし、最も影響が大きい2012年の増税分が19百万US$、他の年ではそれ以下と見込まれ、キャッシュフロー及び純益への影響は軽微と分析している。 また、12月2日付け業界紙等によると、同社は米裁判所の承認によるASARCO再建計画の実施に必要な14億US$の融資を申請中であり、2009年末までにASARCOの破産状態の解消を目指している。 (※現行の法人税率は28%。2010~12年までは30%、2013年は29%、2014年以降は28%に戻る。)
