ペルー：エネルギー鉱山省、Doe Run Peru社から履行保証金14百万US$を徴収

　エネルギー鉱山省は、Doe Run Peru社が、La Oroya製錬所に関するPAMA(環境適正化計画)の履行保証状の更新を行わなかったことを理由に、保証金として14百万US$を徴収したことを明らかにした。
　Sánchez大臣は、徴収された保証金14百万US$は、Doe Run Peru社が今後26か月以内にPAMAを完了した場合には、同社へ返金される旨を説明した。
　これに対して、Doe Run Peru社のMogrovejo環境対策部長は、同社が操業再開の方法を模索している最中に、鉱山省が保証金の徴収を行ったことは不適切だとの考えを示した。
　一方、ペルー鉱業石油エネルギー協会のFlury会長は、今回の保証金徴収によってLa Oroya製錬所の再開はますます困難となったことに加え、La Oroya製錬所がGlencore社に売却されるとの情報があることに言及し、現在の状況を鑑みて最良の解決策は同製錬所の売却であるとの考えを示した。
　また、エネルギー鉱山省による保証金徴収は、同省が連帯責任を負うことを回避するために必要な措置だったとの見解を示した。