ニュース・フラッシュ
2010年1月19日
リマ
山内英生
ペルー:SNMPE、2010年投資は2009年の2倍を予測
SNMPE(ペルー鉱業石油エネルギー協会)のFlury会長は、2009年と比較して金属価格は回復し、中国やインド等の需要も堅調であること、また、ペルーでは2015年までに30,000百万US$の鉱業投資が予想されていることから、2010年の鉱業投資は5,000百万US$と、2009年のおよそ2倍となる見通しを示した。
同会長は、現在の主な鉱業プロジェクトとしてToromochoプロジェクト、Las Bambasプロジェクト、Antamina鉱山拡張プロジェクトを挙げた一方で、今後、選挙戦が本格化する中、法的安定契約等への反対等、政治的背景を持つ反鉱業(投資)運動が活発化することに懸念を示した。
また、大規模プロジェクトが進行する一方で、ジュニア企業による新規鉱床探査活動の多くは未だに金融危機の影響から脱することが出来ず停止状態であるとしつつ、金属価格の回復と共にジュニア企業の活動も再開するだろうとコメントした。
