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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
チリ:Radomiro Tomic鉱山が2009年に銅生産量の記録を更新
1月19日付け地元紙等によると、CODELCOは、チリ北部第Ⅱ州Radomiro Tomic銅山における2009年のSxEwカソード生産量が2008年の286,000tから7.6%増の307,600tとなり、これまでの記録を更新したと発表した。
同鉱山の2010年の計画生産量は、304,000tであったが、CODELCOはこれを上回る目標を設定した。CODELCO NorteディビジョンのSergio Jarpa副社長は「この生産量増加は、数年前のsubstationの火災や機器類故障の後、地道に生産性を上げてきた結果である」と述べた。
2010年のRadomiro Tomicへの投資額は50~70百万US$で、リーチング用鉱石の貯鉱設備やローダー、シャベル、400tトラック11台といった鉱山機器の更新、更にプラントの新技術導入にも投資される。2010年は、新技術導入やプラント改良による鉱山刷新のための5年投資計画(総額200百万US$)の初年度に当たる。1997年に操業開始したRadomiro Tomic銅山は、当初の鉱山施設耐用年数を14~15年に設定していた。
また、1月22日付け地元紙等は、Radomiro Tomic銅山が作業員1,500名の臨時キャンプ建設のためのEIA (環境影響評価書)をConama (環境委員会)に提出したと報じた。このキャンプは、Radomiro Tomic鉱山の硫化鉱を、隣接するChuquicamata鉱山の選鉱場で処理(処理量100,000t/日)するPhase Ⅰプロジェクトの建設に従事する作業員のためのものである。EIAによると、建設費34.6百万US$の同キャンプは、居住空間、病院、管理事務所、水処理施設等を含む。CODELCOの以前の発表では、投資額370百万US$のPhase Ⅰプロジェクトは、2010年4月に完了する計画になっている。
