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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2010年2月1日 ジャカルタ 小岩孝二

インドネシア:Grasberg銅・金山、2009年実績は良好、2010年計画では生産量減

 Freepont-McMoRan Copper & Gold (FCX)は、1月21日、インドネシアGrasberg銅・金山の生産量実績を発表した。粗鉱品位の低下が続き、2009年Q4生産量は、銅精鉱(純分量)が対前四半期比19千t(10%)減の156千t、金(銅精鉱中金量)は同2.6t(10%)減の22.3tとなった。金は高生産を維持している。2009年を通しては、銅精鉱(純分量)が対前年比241千t(48%)増の744千t、金(銅精鉱中金量)が同56.7t(157%)増の92.8tと大幅増であった。2010年は採掘品位の低下が見込まれるため生産量も減少し、銅販売量544千t、金販売量53tが計画されている。2008年以降、四半期毎の生産実績は下表のとおり。

  2008 年 2009 年
Q1 Q2 Q3 Q4 合計・平均 Q1 Q2 Q3 Q4 合計・平均
銅精鉱 (Cu 純分 )( 千 t) 97 108 124 174 503 207 207 175 156 744
粗鉱品位 Cu( % ) 0.70 0.75 0.82 1.01 0.83 1.12 1.10 0.90 0.82 0.98
選鉱実収率 Cu( % ) 89.7 89.8 89.8 90.8 90.1 90.7 90.6 90.7 90.6 90.6
Au( 銅精鉱中の全量分 )(t) 7.7 6.9 8.2 13.4 36.1 19.3 26.4 24.9 22.3 92.8
粗鉱品位 Au(g/t) 0.61 0.54 0.61 0.85 0.66 1.13 1.51 1.33 1.23 1.30
選鉱実収率 Au( % ) 79.0 78.9 78.0 82.2 79.9 81.9 83.6 84.7 84.2 83.7
注 ) 合計・平均は FCX の個別データで作成している為、必ずしも一致しない。
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