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ニュース・フラッシュ

2010年2月9日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:環境委員会の2009年Q4承認プロジェクトの大半が鉱業関連

 2月1日付け地元業界紙等は、チリ建設会議所(CChC)によると、2009年Q4にチリ環境委員会Conamaにより環境承認を得た鉱業投資プロジェクトは対前年同期比で増加したと報じた。
 2009年Q4に環境承認を受けたプロジェクトの投資額合計は63.8億US$で、その内40億US$が鉱業プロジェクトに、12.9億US$がエネルギープロジェクトに該当する。
 同期にConamaが承認した投資プロジェクトで最大のものは、チリ第Ⅱ州でBHP B社が操業するEscondida鉱山の硫化鉱石処理容量拡張プロジェクトで、投資額32.5億US$である。2番目はチリ第Ⅷ州の電力会社Colbunによる水力発電所建設計画で投資額500百万US$、3番目はチリ第Ⅲ州で鉄鉱山会社CAPが操業を計画しているCerro Negro Norteプロジェクトで投資額340百万US$である。
 2009年1年間にConamaの環境承認を受けたプロジェクトの投資額合計は、2008年の161億US$から43%増の230億US$となった。2009年12月31日付けでConamaが審査中のプロジェクト数は876、投資額合計は325億US$で、この内鉱業プロジェクトの数は88、投資額合計は80億US$である。

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