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- 銅 ベースメタル
ペルー:2009年銅生産量、世界第2位と発表
SNMPE(ペルー鉱業石油エネルギー協会)のFlury会長は、ペルーの2009年の銅生産量が世界第2位となったことを明らかにした。
2009年の銅生産量は、ペルーが1,273千t(2008年:1,270千t)であった一方で、2008年に世界ランク第2位であった米国が1,190千t(2008年:1,300千t)となり、順位が逆転した。
なお、世界第1位の産銅国チリ(ペルーの約4倍)では90年代から積極的な鉱業投資が行われたのに対して、ペルーで鉱業投資が活発化したのは2000年以降である。
Flury会長は、2010年のペルーの銅生産量は2009年を上回る見込みで、世界第2位を維持できるとの見通しを示したほか、今後5年間にToquepala、Tia Maria、Quellaveco、Toromocho、Galeno等の新規あるいは拡張プロジェクトの実施によって70%の生産量の増加が見込まれているとしている。ただし、今後、選挙シーズンの開始に伴って発生する可能性のある社会争議が、鉱業投資へ影響することを可能な限り回避しなければならないとして、エネルギー鉱山省による一層の鉱業・エネルギー開発事業促進政策の実施を要請した。
なお、2009年におけるその他鉱物生産の世界ランクは、銀が第1位、亜鉛が第2位、金が第6位となっている。
