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ニュース・フラッシュ

2010年2月12日 ジャカルタ 小岩孝二

インドネシア:PT Inco、2009年Q3からディーゼル発電再開により生産量回復

 PT Incoの発表によるとSorowako製錬所でのニッケルマットQ4生産量(純分量)は、製錬炉1炉を定期補修で3週間休止させていたため、17.0千tと対前四半期比0.8千t(4%)の減となった。また年産量は67.3千tとなり、対前年比5.1千t(7%)の減となった。これは、ニッケル価格下落、石油価格上昇により、ディーゼル発電による給電休止、水力発電のみによる給電期間が43週に及び(2008年は15週間)、フル生産を下回る時期が長引いたためとしている。なお、ニッケル市況の回復に伴い2009年Q3からディーゼル発電を一部再開しており、生産量も回復してきている。2008年以降、四半期毎の生産実績は下表のとおり。

 表:ニッケルマット生産量 (Ni 純分、千 t)
  2008年 2009年
Q1 Q2 Q3 Q4 合計(通年) Q1 Q2 Q3 Q4 合計(通年)
生産量 20.1 17.0 19.1 17.3 72.4 16.2 16.3 17.8 17.0 67.3
注 )2008 年合計欄の 72.4t は Q4 に PT Inco が発表した数字であるが、各 Q に発表した数字の合計とは合致していない。
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