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ニュース・フラッシュ

2010年2月19日 シドニー 増田一夫

豪:Lihir Gold社2009年生産報告

 2010年2月18日、Lihir Gold Ltd.(本社PNG・Port Moresby)は、2009年生産報告を発表した。
 報告によれば、2009年産金量は対前年比27%増の1,123,759 oz(34.95t)で、過去最高を記録した。

鉱山名(国) 2009年生産量 2008年生産量 前年比
LihirIsland(PNG) 853,391 oz(26.54t) 771,456 oz(23.99t) +11%
Mount Rawdon(豪) 107,780 oz( 3.35t) 53,592 oz( 1.67t) +110%
Bonikro(コートジボワール) 150,023 oz( 4.67t) 36,735 oz( 1.14t) +308%
Kirkalocka(豪) n/a 9,442 oz( 0.29t) n/a
Ballarat(豪) 12,565 oz( 0.39t) 10,366 oz( 0.32t) +21%
1,123,759 oz(34.95t) 881,591 oz(27.42t) +27%

 金販売価格は、850 US$/oz(2008年)から956 US$/oz(2009年)に上昇した一方で、キャッシュコスト(VIC州Ballarat鉱山を除く)が400 US$/oz(2008年)→397 US$/oz(2009年)と減少したことから、収入は、対前年比45%増の1,087.4百万US$となったものの、VIC州Ballarat金山の評価損413百万US$を計上したため、損失は対前年比311%減の234万US$と大きく減少した。
 また地元紙等は、コートジボワールの大統領選挙に関連した政局の混乱により、Bonikro金山の操業及び周辺探鉱に影響を与えることを懸念している。

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