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- 鉱種:
- 金 銅 ベースメタル
チリ:Barrick Gold、Cerro Casale金・銅プロジェクトの権益を拡大
2月18日付けBarrick Gold(本社:加Toronto)の2009年事業実績報告の中で、同社がチリ第Ⅲ州Copiapó南東150 km(Pascua Lamaプロジェクト北方130 km)に50%権益を有するCerro Casale金・銅プロジェクトについて、JV事業相手方のKinross Gold(本社:加Toronto)から25%権益を475百万US$で買収し、同プロジェクト権益を75%に拡大したことを発表した(残り25%はKinross Goldが保有)。
また、FSが終了し、開発コストは42億US$と併せて発表された。プレFS段階での開発コストは36.49億US$との試算であったが、FS段階で仕様をSAGミルからHPGRに変更したことと、最近のチリPeso高の影響から開発コストが15%増額した。開発期間は、許認可取得後3年間を計画している。
本プロジェクトのCAPEXは、CODELCOのAndina鉱山拡張PhaseⅡの47.45億US$に続く巨額なもので、金及び銅の年産計画量(Barrick Gold権益75%分)は、金23.3~25.7t、銅は5年間に77.1~86.2千tと見込まれている。
なお、Barrick Goldの2009年における南米での産金量が58.8tであることから、Cerro Casaleはその40%相当の産金量となる。
同鉱床の確定及び推定埋蔵量は12.1億t、品位Au 0.59g/t、Ag 1.5g/t、Cu 0.22%(金属量Au 714t、Ag 1,815t、Cu 1.0百万t)である。
