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ニュース・フラッシュ

2010年3月9日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:CODELCOの輸出は地震の影響受けず

 3月2日付け地元紙等によると、CODELCOのスポークスマンは2月27日にチリ中南部を襲った地震はEl Teniente、Andina両ディビジョンからの銅輸出に影響を与えなかったと語った。
 Andina産の銅精鉱は通常、第Ⅴ州Valparaiso港から輸出されるが、ここは地震以降も正常に機能している。El Tenienteについても、第Ⅴ州San Antonio港からの輸出が止まったとの報告はなく、仮にSan Antonio港に問題があったとしてもValparaiso港からの輸出が可能である。CODELCOの銅生産の約60%はチリ北部に集中しているが、これらは地震による影響を受けていない。
 「CODELCOは銅生産量の80%を即売しているが、残り20%は生産者在庫の状態にある。もし、チリ中部のこれらディビジョンが販売契約を履行できなくなれば、他のCODELCO Norte、Salvador、Gabriela Mistralの銅地金在庫を、チリ北部の港から輸出することで補うことができる」とスポークスマンは語った。

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