ニュース・フラッシュ
チリ:CODELCOがArelloano総裁の後継者選定委員会を設置
3月9日付けチリLa Tercera紙によると、CODELCO役員会は、Jose Pablo Arellano総裁の後継者を選定するため、4名のメンバーによる委員会を発足させた。
委員会のメンバーはCODELCO役員会より選出され、次期大統領 Sebastián Piñera氏と繋がりの深いBarcos Büchi氏とGerardo Jofré氏、Michelle Bacelet大統領が指名したNicolas MajlufとJorge Bande氏の4名から構成される。Arellano総裁は5月11日まで留任する予定で、この日に Sebastian Piñera次期大統領が改選の3名のCODELCO役員を指名する。
CODELCO次期総裁については既に3名の候補者の名が挙がっている。その内の1名はBHP Billitonのベースメタル部門社長Diego Hernández氏であるが、同氏は2010年末または2011年初頭にstock option(株式取得権)を行使できるようになり、このことがCODELCOによる指名を難しくするかもしれないとされる。
2番目の候補はチリ第Ⅰ州Collahuasi銅山の前CEO Thomas Keller氏で、CODELCOサービス部門組合がKeller氏の次期総裁の可能性について言及している。Keller氏は次期鉱業大臣に指名されているLaurence Golborne氏と以前共に仕事をしたことがある。
3番目の候補はCODELCO Norteディビジョンの前所長Nelson Pizarro氏で、現在、チリ第Ⅲ州に位置する日本のPan Pacific Copper所有Caserones銅・モリブデンプロジェクトの開発に携わっている。
Sebastián Piñera氏は、3月11日にMichelle Bachelet氏から大統領職を引き継ぐ。
