ニュース・フラッシュ
2010年3月16日
サンティアゴ
大野克久
ブラジル:鉱業法改正案の今次国会上程は見送りへ
3月12日付けブラジル紙によると、Edison Lobão鉱山動力相が、今次国会での鉱業法改正案上程はLula da Silva大統領の要請により見送られたと発言した。
同相によると、本法案の国会審議には時間を要し、ブラジル政府として憲法上の緊急要件で無い限り、審議の期限を決めることはできないためとコメントしている。
ブラジルでは、2010年10月に大統領選を控えており、2011年1月より新政権が発足する予定である。
本鉱業法改正案の策定に当り、Lobão大臣は投資目的の鉱区保有阻止及びCFEM(Compensação Financeira pela Exploração de Recursos Minerais:鉱物資源開発に係る財政補償)と呼ばれるブラジル鉱業ロイヤルティ引上げを強く希望していた。
