ニュース・フラッシュ
2010年3月26日
シドニー
増田一夫
豪:WA州政府はPilbara地域の雇用促進のため住宅整備を進める
2010年3月25日、WA州Barnet首相及びGrylls国土大臣は、WA州Pilbara地域Karrathaの地域開発計画を発表した。民間セクターに225百万A$が助成され、10階建て高級アパートメント2棟や敷地面積3,000m²の商業スペースからなる高級複合施設を開発することにより、Pilbara地域の雇用促進を行う狙いがある。現在、Pilbara地域では、QLD州Gold CoastやSunshine Coastから航空機によるフライ・イン・フライ・アウト(FIFO:Fly In / Fly Out) 方式にて鉱山労働者が数百名規模で勤務しているが、今後、CSG (Coal Seam Gas:石炭層ガス)事業に向け最大8,500名の新規雇用が見込まれることから、雇用流出が懸念されている。加えて、Barnet首相は、Pilbara地域及びKimberley地域で、新たに2年間限定で海外からの労働者受入を検討していることを明らかにした。スリランカ、インドネシア、マレーシアからの労働者受入をターゲットとしており、これは現在QLD州が実施している、農業分野における2年間限定の太平洋島嶼から労働者受入がモデルとなっている。
