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英:LMEがコバルトの初のワラント発行を発表。
LME(London Metal Exchange)は、2010年2月22日にコバルトの上場を開始して以降、初めてコバルト5tのワラント(倉荷証券)がロッテルダムで先週発行されたと3月29日付で発表した。
この上場の担当者であるEvans氏は、「この上場が成功するためには、LMEワラントに基づいてコバルトの受渡し・払出しが市場において円滑に行われることが不可欠である。今回のワラント発行はその第一歩である。」と述べている。
なお、これまでに取引されたコバルトは611ロット(1ロット:1t)に上る。また、LMEでのコバルト・モリブテンの現物取引は5月21日に開始される予定である。
LMEにおける金属の取引では、現物の受渡は、LMEが指定した倉庫が発行したワラントをもって行われる。ワラントの受渡しは、”LME SWORD”と呼ばれるシステムを用いて電子的に行われるが、LMEは、全ての市場参加者のテストが終わっていなかったため、4月12日までコバルト・モリブテン用のLME SWORDシステムの適用を遅らせている。
