ニュース・フラッシュ
2010年4月26日
ロンドン
竹谷正彦
タンザニア:新鉱業法可決成立
各社報道によれば、4月24日(金)、タンザニアの国会は、新鉱業法「The mining Act 2010」を可決、成立させた。同法の詳細について明らかとなっていないが、金のロイヤリティについては、3%から4%に、また、今後の探鉱プロジェクトには、政府の持分が必要となり、鉱山会社は、ダルエスサラーム証券取引所への上場が必要となる。
新鉱業法は、鉱物に関する探査、採掘、製錬、売買を規律する包括規程であり、鉱業権の許可、更新、終了の手続や、ロイヤリティや鉱業に関連する手数料等について規定されている。
2009年に57百万US$であった鉱業ロイヤリティによる歳入は、同法の成立により、倍増することが見込まれているものの、新鉱業法が鉱業投資へ及ぼし得る悪影響の懸念は払拭されていない。
