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ニュース・フラッシュ

2010年5月7日 調査部 渡邉美和

中国:包頭希土高新技術産業開発区、安全検査で24企業の設備の稼動停止

 現地メディアでは、内モンゴル自治区の包頭希土高新技術産業開発区で、5月5~6日、包頭品質技術監督局希土高新区分局などによる地区内重点企業39社に対する安全大検査が実施され、この結果、24の特殊設備使用者に対して稼動の停止が命じられたと報道された。
 同産業開発区は「希土」という名称が付されているが、進出企業は[1]レアアース及びその応用産業群[2]電子情報産業群[3]機電一体化産業群[4]生物技術産業群[5]アルミ等非鉄金属加工産業群[6]省エネ環境保全産業群の6つの産業群に分かれた1,500社であり、レアアースについては分離精製ではなくその応用加工が中心のようである。検査により、いくつかの特殊設備に関して、安全技術資料や備えるべき書類の不備が発見され、また登記や定期検査が行われていない設備なども発見されている。安全確保のため、これら設備を有する24企業に対して特殊設備安全監察指令書が発行され、改善後の審査合格まで当該設備稼動停止が命じられている。なお、24の企業の詳細は不明である。

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