ニュース・フラッシュ
2010年5月10日
リマ
山内英生
ペルー:Doe Run Peru社、全資産を担保
4月28日付け地元紙等によると、資金繰り悪化により2009年半ばから操業停止中のLa Oroya製錬所を所有するDoe Run Peru社は、同社の全資産(600百万US$相当)を、債務支払いやPAMA(環境適正化計画)実行を保証するための担保とすることを明らかにした。
一方、Sanchezエネルギー鉱山大臣は、2009年10月発布の最高政令を改正し、Doe Run Peru社の収益のうち、PAMA実行を目的とする信託基金への割り当て率を、100%から20%に縮小する旨を明らかにした。
エネルギー鉱山省によると、同社は2010年7月24日までに操業を再開するなど、一連の取り決めを履行する義務を負っており、取り決めが履行されない場合、同社の土地及び資産は接収される見通しである。
