ニュース・フラッシュ
2010年5月11日
シドニー
増田一夫
豪:SA州財務相は、BHP Billitonと共に連邦政府に新税の見直し働きかけへ
地元紙等によれば、SA州のKevin Foley財務相(労働党)は、先ごろ連邦政府により発表された資源超過利潤税を批判し、SA州Olympic Dam鉱山の拡張計画推進に向け、同鉱山を保有するBHP Billitonと共に、連邦政府に同税の見直しを働きかける意思があると報じた。
Olympic Dam鉱山の拡張計画がSA州に与える経済効果は10年間で250億A$となるが、BHP Billitonは、新税制下ではOlympic Dam鉱山の拡張計画(投資額220億A$)を進めることは非常に困難であると述べている。
Foley財務相は、資源超過利潤税については理解を示しつつ、一方で、現行もしくは計画中の投資を脅かすものであってはならないと批判した。
