ニュース・フラッシュ
2010年5月17日
リマ
山内英生
ペルー:Doe Run Peru社、操業再開準備進まず
5月12日付け地元紙等によると、資金繰り悪化により2009年半ばから操業停止中のLa Oroya製錬所を所有するDoe Run Peru社は、同社の全資産600百万US$相当を債務支払いやPAMA(環境適正化計画)実行を保証するための担保とすることを条件に、同社の収益のうち、PAMA実行を目的とする信託基金への割り当て率を、100%から20%に縮小することでエネルギー鉱山省と合意した。
しかし、同社は5月7日に資産目録をエネルギー鉱山省へ提出しなければならなかったにも拘わらず、未だに提出していない。
一方Gala鉱山次官は、同社は今後15日以内に操業資金を確保するための具体的な方法を同省に提示しなければならないとしたほか、同社と労働組合が、4月30日以降現在に至るまで合意に達していないことを明らかにした。
