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ニュース・フラッシュ

2010年5月18日 サンティアゴ 大野克久

チリ:El Teniente鉱山が露天採掘を計画

 5月12日、CODELCOが100%権益を有するEl Teniente鉱山の露天採掘計画を発表した。既に環境当局よりEIAは取得しており、CODELCO役員会が承認すれば露天採掘が実施されることになる。
 本計画は、Rajo Surプロジェクトと呼ばれ、鉱体部分の埋蔵量は、32.3百万t(銅品位0.63%)、投資額は179百万US$、ピーク時には20千t/dの粗鉱を処理し、採掘期間は7~8年を予定している。
 同ディビジョンの幹部によると、2010年2月の地震により、チリ政府は国家収入を増大させる方策を検討しており、本計画はその一環として実施されるものであり、トンネル掘削やインフラ整備も不要で最も経済的且つ効率的なプロジェクトであり、2010年後半から開発を開始する場合、2012年から操業できるようになるとコメントしている。
 同鉱山は、1904年操業を開始した世界最大の坑内掘銅鉱山で、2009年の銅生産量は、404.1千tであった。

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