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ニュース・フラッシュ

2010年5月24日 リマ 山内英生

ペルー:鉱業投資環境における政策指標下落

 5月14日付け地元紙等によると、2009年のペルーに対する探鉱投資額が中南米諸国で最大となった一方で、カナダのFraiser研究所は、世界のメジャー、ジュニア企業を対象に行った世界72の国・地域の鉱業投資環境に関するアンケート(2009/2010年度)で、ペルーの投資環境ランキングにおいて鉱業政策指標が72ヶ国中39位となった旨を明らかにした。
 同指標におけるペルーのランキングは、2008年の28位、2009年の30位に続く3年連続の下落となった。
 ランキングの低下に関して、地元コンサルタント会社の社長は、労働問題や環境問題に関する政策や法規、さらに社会争議がイメージの低下につながったとの考えを示したほか、法規やその適用と監査の不明確性等も不信感を招いていると指摘した。更に、人材ランキングにおいても45位に下落したが、これは専門家の不足が原因であるとコメントした。
 一方、地質ポテンシャル指標は12位であった。

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