閉じる

ニュース・フラッシュ

2010年5月25日 シドニー 原田富雄

豪:資源超過利潤税導入にジュニア企業は失望

 2010年5月2日に連邦政府から発表された「資源超過利潤税」が資源大手だけでなくジュニア企業にも影響を与えている。ジュニア探鉱企業Encounter Resources社の社長で、AMEC(ジュニア企業団体)の会長であるRobinson氏は、「政府は探鉱企業で働く労働者が持つ野心の本質を理解できていない。なぜ探鉱事業に投資するかは成功報酬を求めるからで、その報酬に対して課税するのであれば豪州資源への探鉱投資を削ぐことになる」と述べ、また、AMEC最高経営責任者のBennison氏は、「すでにジュニア企業からいくつか新規あるいは計画中のプロジェクトを延期するとの報告を受け取っている。成功した企業は利益の40%を国に収めなければならないことに事業者はショックを受けている」と述べた。

ページトップへ