ニュース・フラッシュ
2010年5月28日
シドニー
増田一夫
豪:RSPTがWA州ウランプロジェクトに与える影響
2010年5月28日付地元紙等によれば、WA州Moore鉱山大臣は、資源超過利潤税(RSPT)導入が、WA州で進められているウラン開発プロジェクトに影響を与えることを懸念していると語った。WA州では、2008年にウラン鉱山開発が解禁され、現在BHP BillitonのYeelirrieプロジェクト、カナダMega Uranium Ltd.(本社:加ON州Toronto)のLake Maitland プロジェクト 、Toro Energy (本社:豪Adelaide)のWA州Wilunaプロジェクトで、現在WA州で初となるウラン鉱山開発に向け調査を実施している。Moore鉱山大臣は、BHP BillitonのKloppers CEOが「Yeelirrieプロジェクトの開発承認は非常に難しい」と発言したことに懸念を表明し、既にBHP BillitonがYeelirrieプロジェクトのRSPTを考慮した再評価を進めていると語った。Mega Uranium社及びToro Energy社は、調査を継続するものの、RSPTは、開発の最終判断に影響を与えるであろうと語った。
