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ニュース・フラッシュ

2010年5月31日 リマ 山内英生

ペルー:Southern Copper社、Tia Mariaプロジェクト中止に言及

 5月26日付け地元紙等によると、Southern Copper社のGonzales社長は、Tia Mariaプロジェクトの90日間にわたる一時停止措置の原因であるプロジェクト反対運動の解決に、政府の協力が得られなければ、同プロジェクトを中止する可能性もあると発言した。また、同社長は、地元を説得したいとしながらも、同意が得られない場合には中止もやむを得ないとコメントした。
 Tia Mariaプロジェクトは、当初2011年末に生産開始を予定していたが、90日間の停止措置により、EIA(環境影響評価)の承認等、今後の流れがスムーズに展開したとしても、操業開始は2012年半ばにずれこむ模様である。
 一方、Sanchezエネルギー鉱山大臣の提案する海水淡水化に関しては、実現可能だがコストの増加により、カノン税や鉱業ロイヤルティの源泉である利益は減少すると述べた。

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