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- 銅 ベースメタル
チリ:Zaldivar鉱山は2010年銅生産量5%増加を予測
5月24日付け地元紙等によると、Barrick南米社はチリ北部第Ⅱ州Zaldivar鉱山の2010年銅生産量は対前年比5%増の145,000tとなる見込みであると述べた。2009年銅生産量は、対前年比3%増の138,000tであった。同社は、Zaldivar鉱山の鉱石処理容量を現在の220,000t/日から260,000t/日に18.2%増やす拡張プロジェクト(投資額38百万US$)開始の最終許可が下りる段階にあるとも述べた。
2010年2月に環境委員会Conamaの承認を得たこのプロジェクトは、2011年までに生産が20~30%減少するのを食い止めるのが目的で、採掘、鉱石破砕、リーチング、貯鉱場の拡張に関係する操業改善を含んでいると、Zaldivar鉱山のジェネラル・マネジャーRovert Mayne-Nichollsは地元紙に語った。
また、Rovert Mayne-Nicholls氏は、Zaldivar鉱山とEscondida鉱山が、その隣接するゾーンで共同操業を行うことを検討中であるとも述べた。両鉱山は共同操業した場合のシナジー効果を評価中で、もしEscondida鉱山がPhaseⅥ拡張プロジェクトで海水淡水化プラント建設を決定すれば、Zaldivar鉱山がそれに参加する可能性があるとのことである。
BHP Billitonが57.5%権益を所有するEscondida鉱山は3番目の選鉱場建設を目標とするPhaseⅥ拡張プロジェクトを検討中であると最近発表したが、プロジェクト実施の決定は2015年以降となる見込みである。
