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ニュース・フラッシュ

2010年6月1日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:CODELCOがAndinaディヴィジョンの新規坑内操業について評価

 5月27日付け地元紙等によると、CODELCOのスポークスマンは、AndinaディヴィジョンのSur Sur露天採掘下部の坑内操業に向けた開発について現在評価中であると述べた。CODELCOは投資額98.9百万 US$のこの評価プロジェクトのEIAを環境委員会Conamaに提出した。
 プロジェクトでは、現在の露天採掘場の下で確認された鉱石の鉱物学・金属回収試験のため探鉱坑道2.3 kmを掘進し、坑内操業への開発の可能性を見極める。また、2010~2014年の間に、Rio Blanco坑内操業場においてボーリング700孔の実施により埋蔵鉱量の情報を取得し、Andinaディヴィジョンの将来の開発計画をサポートする。
 Andinaディヴィジョンは現在PhaseⅠ拡張プロジェクトの正式認可待ちであり、2010年10月までに商業生産開始が期待されている。投資額980百万US$のPhaseⅠ拡張プロジェクトは3段階から成る拡張プロジェクトの第1段階で、鉱石処理量を72,000t/日から94,500t/日、銅生産量を230,000t/年から300,000t/年に拡張することを目標としている。
 PhaseⅡ拡張プロジェクトは投資額50億US$で、鉱石処理量240,000t/日、銅生産量643,000t/年まで拡張の計画で、2011年半ばにCODELCO役員会の承認、2016年までにプロジェクト完成を目標としている。
 PhaseⅢ拡張プロジェクトは鉱石処理量290,000t/日、銅生産量750,000t/年まで拡張の計画で、完成目標を2022年頃に置いている。

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