ニュース・フラッシュ
2010年6月4日
ロンドン
フレンチ香織
カザフスタン:東芝、Kazatompromとレアメタル製造・販売の合併会社の設立に合意
東芝は6月3日、Kazatomprom(カザフスタンの国営原子力会社)と、レアメタル分野に関する合併会社を設立することで合意したと発表した。今後、必要な許認証を取得すれば、2010年9月には合併企業を設立する計画である。新合併会社の資本金は500万US$を予定。出資比率は東芝49%、Kazatompromが51%とされている。
日本、カザフスタンの政府間で締結された原子力エネルギー分野のパートナーシップ協定に基づいて、東芝は2007年4月に、Kazatompromが推進するウラン鉱山開発プロジェクトへの参画するなど協力関係を深めてきた。新合併会社では、[1]ニオブ、ベリリウム応用製品、タンタル材の販売、[2]ニオブ、タンタル、ベリリウムを応用した新製品に関する製品開発、[3]ウラン鉱山から副産物であるレニウム、ネオジウム、ディスプロシウム等の回収・販売事業に関する検討、[4]カザフスタン国内における新規供給源探索の検討などが事業展開の内容として紹介されていた。