ニュース・フラッシュ
2010年6月4日
ロンドン
フレンチ香織
南ア:Great Western Group、旧Steenkampskraal鉱山におけるレアアース採掘権の更新を完了
報道によれば、南ア鉱物資源省は6月3日、Great Western Group(本社:加Saskatoon、TSX-V上場、以下、GWG)及びRareco社が開発するSteenkampskraalプロジェクト(休山中)に関する鉱業権の更新手続きを完了し、新鉱業権を発行した。
GWGは2009年1月、南アのRameco社(Rare Earth Extraction Co. Ltd.)と本プロジェクトの再開発に向けたオプション契約を締結。その際にGWGは、Ramecoに1百万ZARを支払うことによって、本プロジェクトからのレアアース金属を100%供給できる排他的アクセス権を獲得したが、現在は、本供給契約の最終決定が議論されている。
Steenkampskraal鉱山は1952~1963年の間、Anglo Americanの子会社によって運営され、トリウム回収を目的としたモナズ石採掘が行われていたが、中国の圧倒的なレアアース生産により閉山した。現在、本プロジェクトの開発は進んでおり、2012年に生産を開始する予定である。なお、同鉱山は、軽希土類と重希土類の比重が92:8ではあるが、過去の調査データでは、資源量29.4千tの中にジスプロシウム196tが含有されているとのこと。GWGは、本鉱山が中国外の最初のレアアース鉱山の再開になることを目標としている。
