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ニュース・フラッシュ

2010年6月8日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:Anglo American Chile社の2010年投資額は10億US$

 5月31日付け地元紙等によると、ロンドンに本社のあるAnglo American子会社のAnglo American Chile社CEO Miguel Angel Duran氏は、2010年のチリにおける投資額は10億US$で、その多くは進行中のLos Bronces銅鉱山拡張プロジェクトに費やされると述べた。
 Los Bronces鉱山の2009年銅生産量は238,423tであったが、設備投資額24億US$の拡張プロジェクトは操業開始から10年間で年平均400,000t、最初の3年間で年平均490,000tの銅生産を目標としている。予定どおり2011年第4四半期に拡張工事が完了すると、Los Bronces鉱山は銅生産量で世界第5位となる。このプロジェクトには2009年末までに既に10億US$が支出された。
 Duran氏によると、Anglo American Chile社の2009年銅生産量は669,814tで同社の記録を更新したが、2010年の銅生産量は銅鉱石品位低下により若干前年を下回る見込みである。
 Anglo Americanはその他にEl Soldado銅鉱山、Mantos Blancos銅鉱山、Mantoverde銅鉱山、Collahuasi銅鉱山(44%権益)、Chgres銅製錬所を操業する。

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