ニュース・フラッシュ
2010年6月14日
バンクーバー
大野隆幸
加:Barrick、経費削減のため役員2名の退職を発表
地元紙等によると、2010年6月10日Barrick は、金価格の高値圏推移による業績好調にも係わらず、経費削減方策の一環として、長期間勤めていた役員2名の退職を発表した。退職するのは、副社長で法務顧問のPatrick Garver氏とVince Borg氏で、2010年7月31日付をもってBarrickを退職する。Garver氏は1993年入社の58歳、後任には、Syvil Veenman氏が副社長として就任予定。Borg氏は1991年入社の54歳、長年同社の広報を担当してきた。現在後任は未定で、後任決定後2週間まではパートタイムで勤務し、その後、Barrick創業者で会長であるPeter Munk氏が経営する別の事業と慈善団体にも勤務することになると発表した。なお、今回の役員との因果関係は定かではないが、2009年10月、同じ経費節減を目的に、約2万人の従業員のうち約16%(約3,200人)を6カ月かけて削減するとしていた。
