ニュース・フラッシュ
2010年6月14日
ジャカルタ
小岩孝二
インドネシア:PT Antam、ボーキサイト開発・アルミナ工場建設の状況
地元紙等によると、PT AntamのAlwin Syah Loebis社長は、昭和電工(株)及び丸紅(株)と共同で進めている西Kalimantan州Tayanボーキサイト開発・化学用アルミナ精錬所事業性評価に関して、プロジェクトのPT Antam開発資金負担分(65%)のうち169百万US$の銀行融資による調達を進めており、2010年中に融資をセット、2010年建設開始、2014年生産開始を計画していると述べた。また、中国Hangzhou Jinjiang Group(杭州錦江集団)と共同で進めている同州Mempawahボーキサイト開発・製錬用アルミナ精錬所プロジェクトは、Hangzhou Jinjiang Groupとの投資契約が間もなく締結される見込みであるとしており、総投資額9億US$、年産アルミナ精錬能力1百万tの予定で、2010年中に建設に着手、2014年生産開始を目指している。なお、同社長は、これらの事業は新鉱業法による生産物国内高付加価値化義務を果たすものであると説明している。
