ニュース・フラッシュ
2010年6月15日
サンティアゴ
菱田 元
チリ:政府が閉山法案の一部を修正
6月9日付けチリ地元紙等は、Laurence Golborneチリ鉱業大臣のコメントとして、チリ政府が前Bachelet大統領政権時に原案を作成し国会に提出した閉山法案について、修正を行っていると報じた。
Golborne大臣によると、この修正は適切な閉山を保証するための資金拠出について、鉱山会社がよりフレキシブルに対応できることを目的としており、法案をできるだけ早く国会に提出するため、鉱業省による修正が数日内に行われるとのことである。
法案原案には「鉱山会社に対し、操業を開始した時点において、閉山に必要なコストの全額保証が求められる。」とあるが、修正案は鉱山会社による段階的な支払いを認めることになる。
また、鉱山会社の財務状況が会社の規模(大規模、中規模、小規模)により異なることを考慮し、小規模鉱山会社の保証額についてコストを減じることも修正案に盛り込むとのことである。