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ニュース・フラッシュ

2010年6月21日 調査部 渡邉美和

中国:メキシコ、中国からの投資を呼びかけ

 現地報道によると、6月7日から上海万博メキシコ館ウィークに際して行われた鉱業投資セミナーの席上、訪中したメキシコのGerardo Ruiz Mateos商務相は、中国によるメキシコへの投資と両国の一層の協力を呼びかけた。同セミナーで、メキシコの鉱業状況や優遇税制そして国際鉱業投資リスクの低さが紹介されるとともに「メキシコは世界第五位の鉱産資源ポテンシャルを持ち、中国の技術や資本とともに共同した開発を進めたい」「両国のこの分野での戦略的提携が相互に利益をもたらす」と投資を呼びかけた。セミナーにはメキシコ投資に興味を示す100以上の中国企業と25のメキシコ企業も参加している。
 この間、甘粛省金川集団が8.8億US$でのメキシコ銅亜鉛鉱山プロジェクトへの投資意向を表明、陝西省東嶺鉱業もメキシコの鉱産企業との提携希望を明らかにした。既に、宝鋼・武鋼・Chinalcoなどの中国の大型鉱業企業と接触が始められていることもメキシコ側から明らかにされている。

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