ニュース・フラッシュ
2010年6月22日
サンティアゴ
大野克久
チリ:CODELCO総裁が今後の投資計画を発表
6月18日付け一般紙等によると、Diego Fernandez CODELCO総裁が同社の今後3年間の開発計画を発表した。
これによると、今後5年間でCODELCOは150億US$の投資を計画しており、うち85億US$は2010~2012年の3年間の投資予定である。
CODELCOでは、2018年には現在の銅生産規模約180万/年と比較して約50%の生産量減少が見込まれることから、本投資により95万t/年規模の銅生産を確保することで現在の銅生産水準を維持するために実施するものである。
また、同総裁はCODELCOの銅生産コストについて、鉱石品位の低下、プロジェクトコストの増大等により2012年には記録的な水準に達する見込みであるとコメントした。
同社の銅生産コストは、2009年の平均1.38 US$/lbから2010年には7%上昇し1.47 US$/lb、2012年には1.63 US$/lbまで上昇する見込みである。
ディビジョン別では、Salvadorディビジョンが最もコスト高で、2010年に1.68 US$/lb、2011年には1.84 US$/lbが予想されている。
しかし、モリブデン等の副産物を考慮すると、2010~2012年の生産コストは平均約1 US$/lbになろうとコメントしている。
