ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 金 銅 ベースメタル
豪:Indophil Resources社、紫金鉱業集団公司による買収提案合意撤回により、フィリピンTampakan銅・金プロジェクト権益の新たな売却先を模索
2010年6月25日、Indophil Resources NL(本社:豪Merborne、以下Indophil)は、2009年11月29日にと締結した、中国のZijin Mining Group Co., Ltd.(紫金鉱業集団公司)による買収提案合意(Indophil社の全株式を総額545百万A$で取得7月9日期限)を、両社合意の下で契約解除したことを発表した。理由について詳細は明らかにされていないが、地元紙等によれば、中国福建省政府の承認が遅れたことに起因していると報じている。また、Indophilが権益37.5%を保有しているフィリピンTampakan銅・金プロジェクトの地元州政府が露天採掘を禁止する環境規則を制定したことも紫金鉱業集団公司が買収から撤退した原因の一つとする報道もある。
IndophilはフィリピンTampakan銅・金プロジェクトの権益の新たな売却先を探すこととなる。地元紙によれば、別の中国企業が興味を示しているほか、Tampakanプロジェクトの残りの権益62.5%を保有するXstrataの可能性もあるという。同プロジェクトは、資源量24億t、平均品位Cu 0.6%、Au 0.2g/t、Mo 0.007%、開発費52億US$が見込まれ、2016年生産開始が予定されている。
