閉じる

ニュース・フラッシュ

2010年6月27日 バンクーバー 村上尚義

加:Cameco、中国企業とウラン長期供給契約を締結

 Cameco(本社:SK州Saskatoon)は6月24日、中国最大の原子力発電会社China National Nuclear社の子会社であるChina Nuclear Energy Industry社(本社:中国・北京、以降「CNEIC社」)と、中国政府の許可を前提としたウラン長期供給契約を締結した。
 本契約は、Camecoにとって初の中国企業との長期ウラン供給契約で、同社は契約成立後2020年までの間に、ウラン精鉱23百万lb(約10.4千t)をCNEIC社に販売する。
 China National Nuclear社は中国に7基の原子炉を所有し、さらに10基の原子炉を建設中で、2020年までに世界でも有数の原子力発電会社となる見込み。
 Camecoが中国側から入手した資料によると、中国の発電能力は今後10年で現在の9 GW(ギガ・ワット)のレベルから70 GWのレベルにまで拡張され、さらに2030年までに120~160 GWに達すると予想されており、同社は2018年までに現在のウラン生産量を倍増する計画である。
 また、Camecoは同日、China Guangdong Nuclear Power Holding社(本社:中国・広東省深圳市)ともウラン供給に関する長期協力関係を締結している。

ページトップへ