チリ：Anglo Americanの2010年チリ銅生産量は鉱石品位低下により減少の見込み

　Anglo American ChileのCEOによると、チリにおける2010年銅生産量は、新規プロジェクトも無く鉱石品位低下もあることから、2009年実績の670千tを下回る見込みとのことである。ただし、同社のチリにおける2010年銅生産量がどの程度まで減少するのか具体的には示されていない。
　同社では、23億～25億US$の投資額でLos Bronces鉱山拡張が進行中であり、2011年後半から拡張ベースの生産が開始されることにより、現在の銅生産量規模230千t/yから416千t/yまで拡大する。
　また、2018年には同社が44％権益を有するCollahuasi鉱山の生産規模が現在の500千t/yから1,000千t/yまで拡大する予定である。