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ニュース・フラッシュ

2010年7月5日 メキシコ 高木博康

メキシコ:Farallon社(加)がメキシコで第2の鉱山開発を再検討

 Farallon Mining社(本社:加:Vancouver)は、メキシコ・Guerrero州に保有するCampo Morado鉱区において、第2の鉱山開発を行うためのFS評価を開始したと6月29日付け同社HPに発表した。
 同社は、現在同鉱区においてG-9多金属鉱山を操業している。同鉱山は、2010年第1四半期に亜鉛精鉱23,365t及び銅精鉱6,952t(地金量、亜鉛11.3千t、銅952.5t、銀13.1t及び金134.4 kg)を生産し、純益6.2百万US$を計上している。
 今回FS評価を開始したのは、G-9鉱山近隣に位置するReforma鉱体、Naranjo鉱体、El Largo鉱体及びEl Rey鉱体の4鉱体で、2005年9月に平均品位亜鉛4.7%、銅0.7%、鉛1.4%、銀165g/t 及び金2,7g/tの概測資源量11.2百万tを有すると評価された。しかしながら、同社は、当時の金属市況価格の低迷、初期の高額な資本投資及び選鉱試験結果の低回収率の鑑定に基づく収益リスクにより、4鉱体の開発を一時停止していた。
 今回、最近の金を中心とした金属価格の高騰、G-9鉱山の優れた鉱業インフラの存在等により、同社はこれらの鉱体の再検討を開始した。

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